手紙の力
冷え込みを加速させる私の暮らす瀬戸内の町にも、
今日は雪がチラチラ舞うひと時がありました。
「平成」という時代の最後の年の瀬の、こんなに冷たい土曜日に、
郵便配達員の方は、心温まる便りを届けてくださいました。
東中国カウンセリングセンターを開設して24年。
ずっと続けてきたからこそ手にする事の出来た便りです。
その方からの一部を抜粋してご紹介します。
・・・・・私の平成時代にあった最高の事は、
何だったろうと改めて整理すると、やはり最高のことは、
馬屋原先生との出会いであり、そこで学び続けた皆様との「カウンセリング」です。
会社を退職し、地域の役からも離れ、肩書らしいものを何もかも無くし、
大病の宣告を受け、最愛の人を送りました。
それでも不思議とそれほど落ち込むこともなく、
今年の過酷な夏もボランティアに参加しました。
体力的には、たいしたことは出来ないのですが、
それでも私に出来ることはそこにもちゃんとありました。
今更のように気づくことですが、
HCCで学んだ事が私の「人生観」として根付いているからだと思います。
残された時間は少なくなるばかりですが、
この命を、どう使い切るか。
トランスパーソナルな考え方やフランクル的な人生観は、
私の中で一体化(?)言い過ぎかもしれませんが、
そんな気さえしています。
HCCでの学びの時間がなかったら、今の私は違った私であったと思います。
少し気恥しいので、正直迷ったのですが、
平成の終わりと、限られた自分の時間にケジメをつけたくて
一筆取らせていただきました。
どうぞ、先生もお身体ご自愛の上、福山を中心にまだまだ多くの人たちに
先生の熱くて真っ直ぐな情熱に込めて「カウンセリング」王道を
広めてくださることを祈っています。
良いお年をお迎えください。
平成の終わりにーー一つのケジメですーー
。。。。。そんな内容の文面でした。。。。
もう、お目にかからなくなって久しい方ですが、
メールでも、はたまたラインでもなく、
このような文書による手紙を手にすると、
その方と共に学びあっていた頃の記憶が重なって、
心がジ~ンと、しみじみ熱く温まりました。
こちらこそです。「ありがとうございました」。