チャンスは等しく…と言うけれど
チャンスは等しく与えられている。
それを生かすかどうかは各人に任されている。。。
。。。とは、よく聞く言葉です。
中学高校時代をミッションスクールに在籍していた私は、私自身の資質も当然作用したでしょうが、宗教感に違和感を感じ哲学書を好んで読んでいました。
ずっとずっと昔、そう…もう既に半世紀以上も昔のことになります。
学生だった私は、独自の思想を打ち立て日本民族再生に働きかけた哲学者森信三という人の書物を読み漁っていた時期があります。
高校生時代に影響を受けたトルストイとは異なり、東西の世界観、人生観と世界観統一の視座で「宇宙の哲理と人間の在り様を探求する」姿勢は、若干二十歳そこそこの私には新鮮でした。
その森信三先生の言葉が、ふと、頭によぎりました。
言葉は正確ではないかもしれませんが、、、、たしか・・・
『人間は自分の人生一生涯のうちで、逢うべき人には必ず逢える。
それは、一瞬たりとも早すぎることなく、一瞬たりとも遅すぎもしない。』
そんな感じの言葉であったように記憶しています。
要は、私たちは自身の人生から必要なものは与えられ続けている。ということです。時期に若干のズレがあろうとも、チャンスは各人にとって適切な時期に与えられている。それを生かすも殺すも、それは各人に任されており、気づかぬままに通り過ぎる人もあれば、粗末に扱い自ら手放す人もいる。。。
出逢った人、出会えた事々、それは自身が望むことではないものであったとしても、それらをいかに自身の一生の宝に育て上げていくのか、その結果が今の自分自身であり、今後の自分の原点に成ると云うことではないかと、私としては捉えています。
目を凝らし、耳を澄ませば、私たちの周りは常に素晴らしいチャンスの宝庫に満たされています。 そうは感じませんか・・・・・。