『カウンセラーの仕事』~過去のつぶやきから~
令和の新年度を迎え、HPを更新整理していく中で過去のコミュニティ欄を自分でも少し読み返して見た。我ながら結構辛辣で面白いことを言ってるな…と、感じる。そんな中2018.12.17.記述に目が留まったので、コピペしてみた。この心境・信念は今もそのままだから…と言うより「確信」へと変化しているから。。。。。
科学技術AIの躍進が止まらない。
一方で、経済格差を助長させる「金」や「数字」の実績を自己評価に置き換え、
自己実現の果てに獲得する「自覚なき「権力」」は、見えにくい慢性的なパワハラとなる。
情報の網が張り巡らされ、メディアをも抱き込んで報道される国民の為(のはず)の国家は、
いつしか国家(政府・一部の既得権者)のための国民にすり替えられ、
横暴な一部の権力者にとっての不都合な真実は隠蔽・削除の基に操られることとなる。
いつしか国家(政府・一部の既得権者)のための国民にすり替えられ、
横暴な一部の権力者にとっての不都合な真実は隠蔽・削除の基に操られることとなる。
??????????『人間』って何だ????????????
私が心理学の世界に足を踏み入れて優に30年以上の時が経つ。
私は、古い考え方の人間なのかもしれない。
私を育てた当時の大学教授・先生・恩師・先輩の時代では、
カウンセリングに関わる「カウンセラーの仕事」は、
「黒子」に徹することができるかどうかだと教えてくれた。
人は誰もが自分の人生を自分らしく生きたいと願っている。
にも拘らず、時にどこかで行き詰まり、立ち止まり、途方に暮れる。
落ち込み、ふさぎ込み、人生に見放されたかのような孤独孤立感にさいなまれる。
そんな時、
カウンセラーは、その人と共にその傍らに在って、
その人の内なる声を受け止める。
生半可な中途半端な傾聴なんかでは到底出来ない、
基礎力を習得させメタスキルのもとに可能となる「マインド」を持って。
そして、
いつの日か、その人自身が自らの力で立ち上がり、歩き始めた時、
カウンセラーは、何もなかったかのように「黒子」として
静かに去り、遠くから祈り、いつしか忘れていく。
決してカウンセラーは、自己アピールなんかしないし、
人をかき分けて表舞台に立とうとはしない。
まして、数字やお金を競って仕事なんかしていない。
「カウンセリング」の仕事領域が、
玉石混合、一派一からげに素通りされてしまう現実の中においても、
心理療法家として王道を歩もうとしている優秀な仲間たちは大勢いる。
私もまた、その誠実な仲間たちによって支えられ、地味な道を歩み続けている。
覚えておいてほしい。
「カウンセリング」や「心理学」は、
決して小手先のテクニックではないということを。
HOWーTO ものではないということを。
それは、
生きることの根幹にかかわり「生き方」そのものに通じてくることを。
。。。。。つづく。。。。。