真実、現実から目を背けない

不都合であろうと なかろうと 「真実は真実」
ごまかしても、隠しても、嘘に嘘を重ねても、真実は真実。

見て見ぬふりをし、本気でそのことに取り組まなかった多くの真実は、
その時代を生きる人間へのツケとして、ある日逃げ場を閉ざして仁王立ちする。

一部の利己的な政治屋集団に乗っ取られた日本丸に乗船している私たち乗組員。

私の暮らす広島県は、
溝手氏排除の為に、
同胞であるはずの自民党から大金持参で送り込まれた河井夫妻のお陰で県政は大混乱。
河井夫妻だけに焦点を当ててみても、
一年も二年も仕事をしなくても、政治にかかわらなくても、国や地方を混乱に陥れても、
政治家を辞めない限り、国民血税は政治屋への給料として振り込み続けられる。
一般社会ではとてもありえない仕組みが、自分たちのためにだけは、守られ保たれている。
金と権力で、自分たちに不都合なものを封じ込めるやり方は、
この度の石破潰しにも露骨に表れている。

私たちの自分自身の生活に直結するこの真実を前にしても、
ほとんどの人は、「見ざる聞かざる言わざる」を続ける。
ツケは必ず回ってきます。

コロナ禍での行き当たりばったりの無策な政府方針の影響を受け、
追い詰められた家族や若い人たちがたくさんいます。
表には出されませんが、自殺する人、自死遺族となる人たちも増えています。
カウンセラー、ソーシャルワーカーとして仕事を続けている私は、
仕事柄そうした人たちからの生々しい声を聴く機会が多く、
そのことが、政治屋に対しての私の「公憤」となって、
今年に入ってからの私の言葉を荒げていることは、私自身気づいています。

私自身がプライベートなことで怒ったり、腹立たしく逆上するなんてことは、お陰様で本当に少なくなってきました。
しかし、現在の社会のありようの中で、置き去りにされていく人がどんどん増えている真実があります。
食事が満足に取れない。猛暑の中でもお風呂にも入れない。そうした子供たちが増えています。

この現実は、苦しくなるほどの「公憤」を私の中に生み出します。

近い将来、2020.
年の瀬を迎えるこの暮れまでに次から次へと、
この国には逃げようのない真実が露呈し、襲いかかるような気がしてなりません。
内政だけではありません。
安倍さんは外交面でも問題山済みのまま逃げ出したのです。
アメリカからの過剰な要求に関する問題が体調に与えた負荷も自身の招いた結果です。
コロナも災害も、最終的には人災となって降りかかります。

 

安倍路線を継承するとして、出来レースで当選した菅船長が船出をします。
その前に、せめて私たちの手で、逃げるような幕引きの安倍政権からでも学ぶべきは学び
反面教師としてでも検証しておかなければならないことが山ほどあるような気がしています。

安倍政権には「負の遺産」しか見つかりません。
私としては、なかでも特に二つの点で、非常に問題がある政権であったと受け止めています。

第一には、法的安定性を崩壊させ国民主権の民主主義を土足で踏みにじったこと。
閣議決定だけで解釈改憲を行い、集団的自衛権を合憲化した暴挙ともいえる行為。
検察庁法改正案を含め、司法や検察の人事に内閣が介入し、三権分立の破壊を招いたこと。

第二は、権力を持ち執行するなら、そこには当然ながら責任が伴うはずにも拘らず、
安倍さんは閣僚の任命責任を一度も取っていない。
閣僚が不祥事を起こすたびに「責任を痛感している」と繰り返すだけで、責任を「取る」ことをしなかった
財務省公文書改ざん事件で近畿財務局の職員を死に追いやったにもかかわらず、
麻生太郎財務相、安倍首相ともにまったく責任を取る様がないどころか、無かったことにしようとする。
周囲は寄ってたかって嘘でごまかし、バレバレの状況のその場を逃げ切ろうとした。
安倍さんを守るために、官僚をビビらせた圧力には、菅さんの力が大きかったことも忘れてはならない。
こうしたトップの姿勢は、政権全体ひいては官僚組織における無責任体質につながり、
政権全体に無責任体制が蔓延し、国民からの不信感だけを大きくした。

長期に渡った安倍政権の7年8カ月は、
前半においては、特定秘密保護法や安保関連法案の強行採決などの強権的な政権運営
後半においては、モリ、かけ、サクラ問題に象徴される通り安倍さん個人の不祥事として露出
ここまで来ると安倍さん個人の幼稚なパーソナリティによる行動や発言が大きく影響していたように感じる。

いづれにしても安倍さんは、もっと言うならば、安倍さんと昭江さん夫妻は、
年齢の割には非常に幼稚で成人としての成熟さには程遠い感じがした。

メディアが伝える安倍さんの、
「あの石破(茂・元幹事長)だけは何が何でも次期首相にはさせたくない」という露骨な執念を、
見聞きするにつけても、また、その思いに乗っかるような派閥政治の見苦しい動きからも、
まるで小・中学生のいじめを見ているようで、不愉快極まりなかった。
そして、その姿こそが、安倍さんの幼稚性を露呈させ、
権力に執着する子供じみた65歳の成熟しきれなさとして私の目に映った。

何と言っても、一般人ではないのだから。
自ら進んで国家権力を手にしたのだから。
国家の中枢を担う人物となったからには、深く重く、その責務を自覚していただきたい。

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