静かに暮らす暮らし方
世界中にあらゆる面からの問題提示をしてくれたCOVID-19。
未知のウィルスは、人々の日常を変えてくれようとしています。
なのに…変わりたくない人が多いのは何故でしょう。
。。。その前に、見せつけられたことがたくさんあります。
コロナ感染拡大によって厭が上にも見せつけられたこと。。。
たった一つのこの現実を前に露呈されたものは、地域、文化、国民性の差異でしょうか。
いえいえ、そうではありません。
それは他でもない、お一人お一人の「人間性」そのものだったような気がします。
年齢、性別、育った環境に関わりなく、
その人が、自身の内に作り上げた人間としての「成熟度」。
目には映らないけれど、見えてしまう「お人柄」「人間性」。
職種、肩書、地位、経済力、
目に見えるものは必ずしも「成熟度」には役立たないようです。
それどころか、勘違いした権力は、見苦しいぶざまな姿を見せつけてくれました。
自分の内側に芯を立てる。
芯を育み幹を太らせ、見えない大地に根を張る。
自分自身の内側に向かって正直に。
自分を裏切らない、
自分に恥じない「自分」を育て、
自分の魂を腐らせない。
多くの場合私たちは、
考える事に囚われ過ぎ、
外側に目が向き、外の評価に振り廻されがちです。
目から入る過多な情報、耳に聞こえる雑音。
取り入れたくもないゴミクズだらけの情報に、イライラし、腹を立て、混乱し、
落ち込んだり、クヨクヨしたり。押し潰されそうなストレスにドップリ。
自分自身の事なのに、自分の感情・自分の身体の感覚など、
本来最も信頼すべき自分の内側の声を聴こうとしません。
自身にしっかり「芯」を立てる。
その芯を信じるためには、静かな暮らしぶりが必要でしょう。
心を静かに保ち、瞬間瞬間に自分に起きていることを丁寧に意識することは、
深いところで静かに輝いている自分の本体に触れていく行為です。
コロナ禍だからこそ得られた「独りに籠ることの出来る」チャンスです。
静かに、ゆっくり、丁寧に暮らす、暮らし方を身に付けたいものです。