一口に依存症と言うけれど???
従来からも耳にすることの多い「○○依存症」。
近年、新たな日常生活に支障をきたす依存症が子供から高齢者にまで及ぶ幅広い年齢層で問題視されている。
事実、当センターへの来談者のカウンセリング件数だけでなく、出張カウンセリングでも、これまでの引きこもりとは若干、性質を異にした『ゲーム依存』による生活支障の実態が増えてきた。
公表された事例検討、及び臨床データ等の論文も不十分な現代の実態である。
依存に陥る時の脳への快楽物質等、特有の生態は幾らか解明されているにせよ、それに対する対応策は、未だ明らかにはされていない現状の中、退職し家庭に入っても役割を見つけられない高齢者が、ある日ネットゲームにはまってしまう。スマホがあれば手軽に何処ででも出来てしまうゲーム環境下で、小学生から依存症は見受けられる。授業中も、頭の中でゲームシーンが消えないと言う。学校のトイレの中でゲームをやってしまい、そのまま早退して帰宅し、自室でゲームを続けると言う。
時代の中で新たに生まれる大変重要な課題だと考えている。
今日、これから10:30~開始のFGG(福山ゲシュタルト・グループ)の中でも、このテーマに少し触れながら参加者の皆様と共に、一部エンカウンター的にこの問題に取り組む時間を設けたい。