家族神話からの脱却
書籍の中の一説にーーーーー
家族神話からの脱却は、老熟のプロセスにおいて最も決定的なことの一つである。
多くの大人はそれを成し遂げておらず、引き続き苦しんでいる。
見かけは大人になっているが、感情生活においては幼少期、青年期のままであることがあり得るだろう。
中高年期、老年期に入って、ようやく両親に対する抑圧的かつ負担の大きい影響を揺らしてみることを
決断する人もいる。
何十年にもわたって、彼らは成長の可能性を麻痺させてきた。。。。。
。。。。。
と、続いていく。
自分を縛る自分の中に住み付いてしまっている、幼少期から無意識に取り込んでしまった、
親を始めとする大人たちからの納得しかねる価値観。
有るのに無いことにして見ないように、聞かないようにしてきた自分の中に住み付く声。
あなたは、成長するには歳を取りすぎたと考えているかもしれないが、老熟にタイムリミットはない。
逆に、老熟しようとすることがない場合、それこそが問題である。。。。。と。
それは、本を読んだり、講演を聞いたりして、その時幾らか分かったような気がしても、
所詮そこまで。
頭で分かったような気になっても、それだけでは中々変容には到らない。
心底感情に触れ、身体全体で体感し、腑に落ちる感触を覚えた分だけが、自分のものとなり、
老熟への血肉となる。
では、そのために何をすればよいのか???
何をすることが役立つのか???
プリントアウトして何度も読み返しています。
80歳の母が、”わからない、、、”とつぶやきながら紙を見つめています。
59歳の姉が、”今、読んでいるから静かにして”と静かに強くささやきました。
家族というものを作っていく夫婦が、いびつな感情の中、有るものを無いことに、無いものを有ることにして支配してきた。
当事者であるはずの母は、言い訳と被害者意識で、気づきを頑固なまでに拒否する。
彼女の苦しみからの解放はくるのか。
しかし、それを他者の問題として切り離して考えられるようになった今の自分に安堵しています。
プリントアウトして読み返していただいているなんて、気恥ずかしいです。
誰かのため、何かの、いくばくかでもお役に立てれば嬉しいです。
☆☆☆☆☆☆。。。。。
ここは、もともとコミュニティの場として設けています。
私からの片便りだけでは、正直ツマンナイ!なと感じることもあります。
いろんな方々のお考えや感想がきけて、キッカケが生まれることを願っています。