アベノミクスの総決算

弥生の声は聴こえども・・・・・。
混乱冷めやらぬマスク姿の日本の春に、のどかな香りは届かない。

私は余りTVを見ない。
と、言うより仕事の関係上見てる暇が少ない。
従って、
近年のTV界での勝手な発言についても詳しくは知らない。

ただ、そんなことに右往左往しなくても、
より適切な情報や知識を得る方法は他に幾らでもある。

我が国の仕組み、政治屋の資質、隠蔽して無いことにしたがり、最も大事にしなければならない国民に対しては欺き続け、見せかけの手柄をでっち上げる。
メディアの多くもまた、時の政府に追従し、国民を不要に煽り混乱させ、結果として国民そのものが、まるで猿の群衆のような生活形態に陥る。

迷った時には、シンプルに。
原点に戻して今一度、内側に耳を向ける。
そうして、自分を守ってくれている自分自身の生理的な反応の声を聴こう。

大事なのは、机上ではなく現場力。
余りにも現場を知らない政治屋たち。
まともに一般社会で働いたことのない政治屋の机上理論には、当然ながら偏りがある。
何処だって、現場は理想通りには動いていないし、現実こそがリアルな真実だ。
私としては、第一次産業を始め直接対人関係の中で昼夜仕事をこなしている人たちの、この現場力が軽んじて扱われているように目に映る。
そして、そんな感じを与える今の政治世界の在り様が、現代の人間社会に不気味な歪み(見え難い差別意識・疎外感・孤立感を生み出しているように常々感じている。政治屋の資金源となる税金の多くは、大企業を支える現場のサラリーマン、日本の根幹を支える中小・零細企業・日々の労働に汗を流す一人一人の国民の力なのに。現場力は軽んじられている。。。ように見受けられる。

この度の安倍の対応を見ていると、「あぁ~、この人は今までもこうやって官僚や他の政治屋に応対して来たんだろうな…。この人の仕事スタイルはこんなやり方だったんだな…。」って理解した。
とても分かり難い発言をする。確かな根拠なく一方的に球を投げてくる。それについての具体策はない。順序だてた次への関連性や、リスク管理も抜きなまま、自分の思い付きに自分が酔って、大雑把なプランを耳障りのいい言葉に置き換えて、まことしやかにブツケテくる。

安倍の言わんとする真意、具体的な目標とそこに到る手順は、
周囲には分からない。混乱する。戸惑う。オタオタする。
その為、結局、安倍の気持ち(?)を忖度しなければならなくなる。
これではまともな仕事は出来ない。
官僚は能力を発揮できない。周囲も意見やアイデアは出せない。
仮に勇気をもって発信しても、安倍の気分に添わなければ弾き飛ばされるだけだし。
公僕としての責務を抱き、一歩踏み込むほどの勇気は持たない。自己保身に身をすくめる。

過去に私の胸を熱くし、心震わせた前川喜平文科事務次官のような人は、少ない。

自分勝手に自己を過大評価し、口先だけの大ぼらを吹き派手な花火を打ち上げても、結局安倍の失策は総てにおよび、これこそがアベノミクスの総決算のように見受けるのは私だけではないはずだ。
一方の野党もやってることが小さすぎる。
片足を守りの基地に残して五十歩百歩、重箱の隅を突くことに終始する。
これまた国民としては虚しさを感じるばかりだ。

社会風刺のとても面白いパロディ本を見つけました。
後日紹介させていただきます。。。。。お楽しみに。。。。。

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