自分を大事にするとは、他人をも大事にするということ
自分を大切にする。
自分らしく生きる。
自分の感情、自分の気持ちに正直でいること。
こうした考え方は、生きていく上で、健全な心身を維持するためにも、大事なことです。
しかし、それは決して、自分勝手であって良いということではありません。
自分のしたいように自分のやりたいように自分の感情に任せて行動することではありません。
それは、単なる我がままで身勝手な振る舞いです。
自分が自分の事を大事なように、目の前の相手(他者)も、その人自身が大事なのです。
我がままで、気分次第に身勝手な行動は、結局、自分を大切にするということの本質が理解できていない人の取る行動に他なりません。
自分を分かってくれないと言う人ほど、自分から他者の気持ちを分かろうとはしません。
自分を大事にする人は、自分の都合よく、他人を利用したりはしません。
自分らしく生きるという生き方は、そんなに短絡的に身に付くものではありません。
自分を大事に…自分らしく生きる姿…・・・、
それは、深く優しく温かく、哀しみや痛みを超えて限りなく、他者への配慮が伴う美しいものであろうと私としては考えています。