変わらないから繰り返す
コロナでさえ変わっているのに。
生き延びるために、当のコロナウィルスでさえ変容を繰り返しているのに。
変わろうとしない人たちは愚行を繰り返す。
私は直接的には戦争を知らない。
しかし、祖父母や両親と暮らす中で戦時中から敗戦後の日本の話は何度も聞いて育って来た。
そして今感じる事がある。
そもそも勝てる見込みのない戦を始め、楽観視した甘い展望のもとに、終焉を考慮に入れず、
精神論だけで闇雲に国民に義務を強いった、あの第二次世界大戦の無残な敗北。
人類に初めて意図的にその場所を目がけて原子爆弾が投下されるまで降伏しなかった、
あの無謀さ、決断力の遅さ、それまでに白旗を上げるチャンスは何度もあったはずなのに。
見ている視野の先に国民の命や国民への尊厳はなく、
見ていたもの守ろうとしたものは、閉塞的な組織と自身の地位と権力。
現代にも続く被爆2世3世の苦しみ。
命を軽んじられた当時の国民たち。
明治、大正、昭和初期、
豊かに穏やかに暮らしていた日本国民は、焦土と化し、
向こう百年は草木も生えないと言われた原爆投下跡地で、
水も食べ物もない荒野に放り出された。
具体策がない、戦略が無謀、行き当たりばったり。。。
何かと似ている。。。そう、、、。。。
今のコロナ対策に向かう政治屋の姿勢は、あの73年前の戦争当時と全く一緒だ。
政治屋の輩は、あの敗北から何を学んだのか。何も学んでいないのか。
パンデミックは、これまでの社会秩序や矛盾だらけの構造を際立たせた。
そして、21世紀の今、
パンデミックは、私たち人類にこれまでとは違う方法で、今とこれからを考え直すように立ち現れた。
コロナは私たちと戦うために出現したのではないだろうと、私は考えている。
一人一人の考えや行動が、
繋がりと言う関係性の連鎖で存続しているこの世界において、独りに留める事は出来ない。
独りの身勝手な行動は、感染を通じて不幸を拡散している。
個人の未来を自分一人の事としてだけ考えていたのでは不十分である。
人類と地球の未来に関連付けながら考え改めなくてはならない。
馬鹿で怠惰で無能な政治屋の薄汚い一挙手一投足に振り回されてるわけにはいかない。